花粉症には乳酸菌が効果的!?おすすめの乳酸菌の種類

花粉症には乳酸菌が効果的!?おすすめの乳酸菌の種類

花粉症といえば、春先にくしゃみや咳、目のかゆみなどを発症するわずらわしいアレルギー性の症状です。しかしながら、中には初夏にイネ科の花粉に、秋口にブタクサやヨモギ、カナムグラといった植物の花粉に反応する方もいらっしゃいます。パッチテストの結果、「ほぼ1年中」何がしかの花粉にアレルギー反応が出てしまう方もいます。

そんな花粉症に、乳酸菌は効くのでしょうか。




1.花粉症の原因は?花粉症になる人ならない人の違いって?

花粉症は、アレルギーの一種です。その代表格はスギやヒノキです。これらの樹木の花粉に反応してしまう方が増えた理由は何でしょうか。

1-1.スギ花粉は飛散量がアップ

スギ花粉は飛散量がアップ

第一の原因は、戦後植えられた樹木が「大人」になり花粉の飛散量が増えてしまったことです。また、アスファルト舗装された都市部においては、飛散した花粉が吸収される場所が減ってしまったことから、常に空気中に花粉が漂っているいうことも要因のひとつとされています。(花粉症の原因│ベンザ鼻炎)。

1-2.なぜ花粉症になるの?

なぜ花粉症になるの?

花粉が体内に入り込んだとき、免疫細胞がそれを「異物」と認識した時点で花粉症がはじまります。アレルギーの元となる物質をアレルゲンと呼びます。このアレルゲンがどのような特徴を持っているのかを判断した免疫細胞は、同じものとであったときに、これを排除しようと働き出します。

免疫細胞はアレルゲンと出会うと、アレルギー症状を誘発するヒスタミンなどの物質を放ち、くしゃみや咳で異物を追い出すよう私たちの体を刺激しはじめます。私たちの体にそもそも備わっている防御機能ではありますが、反応が激しすぎるとその分苦しい思いをしてしまうのがつらいところです。

1-3.花粉症になりやすい人は?

花粉症になりやすい人は?

近年とみに花粉症になる人が増えているのは、花粉の増加といった外的問題だけではないようです。不規則な生活、睡眠不足、ストレスにより、体内の免疫機構が落ち、アレルギー症状を引き起こすことも理由のひとつとされています。ご高齢の方には花粉症の人は少ないとされていますので、インスタント食品など手軽に食べられるものが私たちの体調を崩してしまう要因の一つではないか、とも考えられます(花粉症のはなし~原因とメカニズム~│エスエス製薬)。

2.花粉症に乳酸菌が効果があるって本当?

花粉症に乳酸菌が効果があるって本当?

先にも触れたとおり、花粉症はアレルギー症状の一つです。攻撃性の高い免疫細胞がアレルゲンを排除しようと躍起になり、人体にアレルギーの元(アレルゲン=花粉)を排出させようとさせるのが花粉症です。一方で、過剰に反応している免疫細胞をなだめる役目を果たす免疫細胞や物質もあり、これらのバランスを保つことで花粉症の症状を改善できることがわかってきています。

2-1.T細胞の働きのバランスを整える

免疫細胞のなかに、「T細胞」と呼ばれるものがあります。T細胞には「Th1」と「Th2」、「Treg」が存在し、これらがバランスを取ることで正常な体調へと導いてくれています。Th2の働きが過剰となってしまうと、花粉症を含むアレルギー症状を発症してしまいます。一方Th1はTh2の過剰な働きをなだめる物質を発しています。Th1とTh2のバランスを正常に戻すことで花粉症の症状を鎮める効果を発揮したとの実験結果を得ている乳酸菌があります。

2-2.免疫力の底上げ

腸にはパイエル板と呼ばれる部分があり、腸内の免疫細胞が多く集まる場所となっています。ここでB細胞から分化されたIgA(抗体の一種)は体内を巡り、呼吸器など粘膜の分泌液として表れ、のどや気管を守る役目を果たします。このパイエル板から効率よく取り込まれ、免疫力をアップすることを確認されている乳酸菌があります。

3.花粉症への効果が期待できる乳酸菌の種類

乳酸菌の種類により、アレルギー症状をどう抑制するのかという仕組みは様々です。ですが、一番気になるのは「どの乳酸菌に花粉症を抑える効果が見込めるのか」という点ですね。

3-1.L-92乳酸菌

ヒト由来の乳酸菌のひとつです。花粉症の症状を感じる方80人にあらかじめその症状を再現させ、L-92乳酸菌を配合したタブレットを摂取したグループ、そうでないタブレットを摂取したグループに分けテストしました。テスト開始から8週後、再度花粉に触れさせることでどんな変化が現れるかを観察したところ、L-92乳酸菌を摂取したグループでは、鼻と眼の症状が緩和されていることがわかりましたシーズン前~シーズン中の摂取で実証!│カルピス)。

このL-92乳酸菌を摂取できるのは、カルピスの「アレルケア L-92乳酸菌」です。

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3-2.KW乳酸菌

アレルギー症状が発現すると、免疫細胞であるTh2が活発になり、それとバランスを取っていなければならないTh1が抑制されてしまいます。あえてアレルギー症状を発症させたマウスにKW乳酸菌を与えたところ、Th1とTh2のバランスが整った状態に戻ったという実験結果があります免疫バランスを整える「KW乳酸菌」│キリン)。

このKW乳酸菌を摂取できるのは、ヤクルトヘルスフーズの「ノアレ KW乳酸菌」です。

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3-3.ラブレ菌

すぐき漬けから採取された乳酸菌です。植物性乳酸菌ですので、過酷な環境でも生き残り、腸まで達する可能性が示されています。体内に異物が侵入すると、免疫細胞同士が情報交換をはじめますが、この役目を担うのがインターフェロンという物質です。インターフェロンが生成されると、免疫細胞の初動隊ともいえるNK細胞も活性化され、体内に入り込んだ異物への初期対応がスピーディーになり、免疫力が向上しますラブレ菌│わかさ)。

このラブレ菌を摂取できるのは、カゴメの「植物性乳酸菌ラブレ」です。

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まとめ

乳酸菌の中には、花粉症などのアレルギー症状を軽減してくれる種があります。人により合う・合わないがありますので、数週間試してみることが肝要です。


  • 花粉症はスギ・ヒノキだけでなく、初夏のイネ、秋のブタクサなどで発症することがある
  • アレルギーは人体の免疫機能が働いている証拠ではあるものの、症状がひどくなると生活に支障を来たす
  • 食生活の乱れやストレス、不規則な生活、睡眠不足により免疫力低下がおき、アレルギーを招くことがある
  • 乳酸菌の中には、免疫バランスを整えてくれるもの、免疫力をアップしてくれるものがある
  • L-92乳酸菌は、花粉症を持つ人に対するテストでその症状を軽減することがわかった
  • KW乳酸菌は、アレルギー症状を発症させたマウスに与える試験で、免疫細胞の活動バランスを整えることがわかった
  • ラブレ菌は、免疫細胞の中でも初動隊に相当するNK細胞を活性化することがわかった