便が出ない原因と対策法3つ!病院へ行くべきタイミング

便が出ない原因と対策法3つ!病院へ行くべきタイミング

「もう何日も便通がないな」「この腹痛はもしかして便が出ていないから?」と気づいたとき、あなたはどうしますか。どうして便が出ないのか、便が出ないとどうなるのか、どうすれば解消できるのかを解説します。程度によっては病院へ行き、治療を受けなければならないケースもあります。どうぞ、「おなかの声」に耳を傾けてください。

1.便が出ない原因は?

「便が出ない」といっても、原因は人により様々です。さて、あなたはどれに当てはまるでしょうか。

1-1.便の中の水分不足

便の中の水分不足

正常な便の80%は水分です。80%を占めるべき水分が不足したとき、便は腸内で固くなり、スムーズに排出されにくくなってしまいます。

1-2.食物繊維の不足

食物から栄養を摂取した後の「かす」が便です。このかすの不足も、便が出ない原因のひとつです。

1-3.腸内環境の悪化

腸内には100兆個もの細菌が住んでいます。これは「善玉菌」「悪玉菌」、そのどちらでもなくそのとき優勢な方に味方する「日和見菌」に分類されます。正しいバランスを崩したとき、便が出ない状態になることがあります。食生活の欧米化が進み、発酵食品を摂取することが減っていることにより、正しいバランスを取り戻せない人が増えています。

1-4.運動不足

運動不足

ヒトの体は、腹圧を上げ、いきむときに刺激された大腸が便を送り出すための蠕動(ぜんどう)運動を始めます。腹筋や腰まわりの筋肉が衰えてしまうと、排便の際にうまく腹圧をかけることができません。

また、運動することはストレスを解消し乱れた自律神経を整える効果もあります。慢性的に運動不足の方は、便が出ないだけでなく、便秘よりさらに身体のバランスを悪化させるという「負のスパイラル」に陥っていることがあります。

1-5.腸が正しい位置に収まっていない

日本人の平均的な大腸の長さは約1.5メートルです。その向きや形状により「上行結腸」「横行結腸」「下行結腸」「S字結腸」「直腸」と呼び分けられますが、大腸が長い人、腹筋が弱って大腸が下がっているなどの理由で、絵に描いたような「正しい形状」を保っていないことがあります。このような場合、スムーズに便が移動できず、便が出ない原因になることがあります。

1-6.常にストレスを感じている

常にストレスを感じている

腸がスムーズに便を運ぶ「蠕動運動」は、副交感神経によりコントロールされています。副交感神経は、リラックスしているときに優位になります。ストレスを感じているときには自然な蠕動運動が鈍ってしまうこととなります。それとは逆に、ストレスにより腸の動きが過度になることがあり、これは「痙攣性便秘」と呼びます。便秘と下痢を繰り返すことが特徴です。

1-7.下剤を常用している

便が出ないときの対処法として、下剤を常備している方も少なくないでしょう。下剤に頼りすぎると、自ら便を送ろうとする蠕動運動が弱まってしまうことがあります。下剤には、便を緩くする「緩下剤」と、腸を刺激することにより排便を促す「刺激性下剤」があります。常用することで自ら排便しようとする力を弱めてしまうのは「刺激性下剤」です。

1-8.臓器疾患によるもの

臓器に何らかの病気であるとき、症状のひとつとして便秘を経験します。腸の管が塞がってしまう「腸閉塞」、腸がねじれる「腸捻転」、国民病ともいわれるがんの一種「大腸がん」が代表的です。女性ならば、「子宮筋腫」が大きくなることにより腸を圧迫して便が出ないことがあります。

1-9.服用中の薬の副作用

現在治療中で、服用中の薬はないでしょうか。もしも便が出ないことの理由が見当たらないときは、薬の副作用かもしれません。調剤薬局で手渡される薬の説明書を改めてチェックしてみてください。副作用の欄に「便秘」と書かれてはいないでしょうか。抗生物質や咳止めなど、風邪のときに処方される薬であっても消化器官の働きを弱めてしまうものがあります。医師や薬剤師に、副作用について聞いておくことも必要です。

2.便が出ないとどうなる?

長期間便が出ないと、私たちの体はどうなってしまうのでしょうか。便秘は、「時々経験するからさほど気にしていない」と安易に考えてはならないものなのです。

2-1.肌荒れ

肌荒れ

腸の中にたまってしまった「毒素」(悪玉菌が発する物質)が血液に乗り、体中をめぐることで肌荒れを招くことがあります。

2-2.口臭・体臭

「毒素」が全身に運ばれる結果、口臭や体臭として他の人に気づかれてしまうこともあります。

2-3.不快感

腸内で便の腐敗が進み過剰にガスが発生してしまうと、おなかが張り、気分が悪くなる・腹痛・胃痛などの不快感を招いてしまいます。

2-4.大腸がんのリスク上昇

大腸がんのリスク上昇

長期間便が出ないことにより、本来排出されるべきものが滞留してしまうと、大腸がんのリスクが高まります。便のとどまりやすいS字結腸や直腸は大腸がんの中でも発生の多い部分です。食物消化に欠かせない胆汁酸は、腸内細菌によって代謝されると二次胆汁酸となりますが、便秘が続くとこの二次胆汁酸の濃度が高くなります。二次胆汁酸は大腸がんのリスク因子として知られています。

2-5.腸管免疫の低下

便秘が続くと、腸内の悪玉菌が増えてしまいます。日和見菌は優位になった方に傾きますので悪玉菌に味方し、一気に腸内環境が悪化してしまうのです。このようなとき、腸管免疫と呼ばれるヒト本来の力が弱まってしまい、体内に入ってきた異物(O-157など)に対応することができなくなっていき、流行性の病にかかりやすくなってしまいます。

3.便が出ないときの対策3つ

便が出ない・出にくい状態が続くときの対策にはどのようなものがあるのでしょうか。自分で意識する不快感だけでなく、将来の病のリスク、他の人へ不快感を与えてしまうことを考えれば、「たかが便秘」とはいっていられません。

3-1.食べ物・飲み物を味方につける

食べ物・飲み物を味方につける

便の原料である食べ物のかすのかさを増すため、積極的に食物繊維を摂取してください。副菜の野菜類はもちろんのこと、お米なら玄米、パンなら全粉粒使用のものなどを選べば主食からでも摂取することができます。

また、便をコーティングして腸内をするすると移動させるため、オリーブオイルを摂取するのも効果的です。ヨーグルトなどの乳酸菌を含む食品も欠かせません。腸内の良い菌を増やすことは、便が出ないときに最初に取り組みたいことのひとつです。

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2016.08.29

便の水分を確保する・胃を刺激して蠕動運動を促進するために、起きぬけにコップ1杯の水を飲むことも忘れないでください。

3-2.ストレスを溜めない

ストレスを溜めない

ストレスによって蠕動運動が起きにくくなっているのであれば、リラックスできる方法を探らなければなりません。全てを忘れることのできる趣味の時間を設ける、副交感神経を優位にするためゆっくりお風呂に浸かる・睡眠をしっかりとることも大切です。こころに無理を強要しないよう、「泣ける映画」を見て解放することも有効です。

3-3.体を動かす

体を動かす

排便に必要な筋力をつけるため、体を動かすことも必要です。おなかまわり・腰まわりの筋肉を鍛えるには、ウォーキングが有効です。しかしながら運動するための時間がとれない、もしくは急に運動を始めることに心配がある方には、爪先立ちや腰をひねる簡単なストレッチも効果的です。

4.あまりにひどいときは病院へ

あまりにひどいときは病院へ

自分で行える対策を講じても、便が出ないときは病院へ行きましょう。医学的に「便秘」の定義はないものの、便が硬い・出にくい・すっきりしない・腹痛があるなどの不快感があれば便秘とします。

病気から便秘という症状が表れていることも考えられますから、ひどくなる前に受診することが必要です。とくに子どもは先天性の病や、腸内環境が整いきっていないこと、トイレのトレーニングのストレスで便秘を起こすことがあります。大人とは異なる理由で便が出ないことがありますので、様子を充分に観察し早めに病院へ連れて行きましょう。

まとめ

便が出ない理由は人それぞれですが、知っておくべき基本的な事柄は以下の通りです。

  • 便が出ない理由には、便の中の水分不足、食物繊維の不足、腸内環境の悪化、運動不足などがある
  • 便が出ないと、肌荒れ、口臭・体臭、腹部の張り、腹痛・胃痛、大腸がんのリスク上昇などを招く
  • 対策方法には大きく、食物繊維の摂取・オリーブオイルや水分の摂取、リラックスする、運動をするの3つが有効
  • 便が出ないことが長く続くときは、体への悪影響が拡大する前に病院へ

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