アトピーは乳酸菌で改善する?効果のある乳酸菌の種類と摂取方法

アトピーは乳酸菌で改善する?効果のある乳酸菌の種類と摂取方法

アトピー性皮膚炎を含むアレルギーで悩む方は年々増えていることが報告されています(アレルギー疾患の現状など│厚生労働省)。角質層が水分をキープする力が弱まり、皮膚がもともと持つバリア機能が低下しているため、外的刺激を受けるとかゆみが生じることがアトピーの特徴です。また、皮膚に赤みが出たり、うろこ状の皮膚のはがれが人の目に触れる部分に現れると、気持ちの面の悩みにまで発展してしまいます。このアトピーを乳酸菌で改善することができるのかをご説明します。




1.アトピーの原因と腸内環境の関係性

アトピーの原因と腸内環境の関係性

アトピー性皮膚炎は、アレルギーの一種です。アレルギーは、ヒトの体に備わっている免疫機能が正しく働かず、異常を呈している状態です。ヒトの体の持つ免疫機能の主役は免疫細胞です。NK(ナチュラルキラー細胞)は異物が体内に入り込んだことを確認するとすぐに攻撃をはじめます。

樹状細胞は入り込んだ異物を分析し、その特徴をT細胞(キラーT細胞・ヘルパーT細胞)に伝え、それを受けとったT細胞は得た情報から標的となる異物を見分けて攻撃を仕掛ける、というチームプレイを展開します。

このように、体内に入り込んだ異物を排除しようとする免疫機能は、私たちの健康を保つ要ですが、時にバランスを崩したり、異物への過剰反応などの異常な働きをすることがあります。これがアレルギー症状を起こしている状態です。

では、アトピーは何に対して反応をしているのでしょうか。実は明確にわかってはいない、というのが現状です。というのも人によりその原因が異なるからです。食生活や睡眠のバランスを崩すことで免疫力が落ちている方もいますし、ダニやハウスダストといった環境的要因によって症状が起きる方、肌に触れる衣服の刺激で症状を起こす方など、様々です。

免疫細胞の約6割が腸内に存在することはご存じでしょうか。口にした食べ物が入り込む腸は、内臓とはいえ、直接体外と繋がっている場所ですので、異物が入り込みやすい場所です。このため、腸に免疫細胞が集まっているといわれています。このことから腸内環境を整えれば、間接的にアレルギー性疾患による症状の低減に効果があるとされているのです(腸内細菌叢と免疫系との間に新たな双方向制御機構を発見│理化学研究所)。

2.アトピーの改善効果が期待できる乳酸菌の種類

アトピーの原因アトピーの改善効果が期待できる乳酸菌の種類と腸内環境の関係性

アレルギーの一種とされるアトピーの症状を改善・軽減する効果が期待できるのは以下のものです。

2-1.L-92乳酸菌(ラクトバチルス・アシドフィルスL-92株)

ヒト由来の乳酸菌で、ヨーグルトなどで用いられる乳酸菌とは異なるものです。L-92乳酸菌は、体内に入り込んだ異物への攻撃に関与するTh1細胞と、抗体の産生に深く関わるTh2細胞のバランスを整え、アレルギー症状を緩和することがわかっています。L-92乳酸菌は、アトピー症状の緩和だけでなく、アレルギー性鼻炎や花粉症の症状を和らげることも確認されています。

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2016.11.16

2-2. ビフィズス菌LKM512

生きたまま腸に届きやすく、腸内にポリアミンという物質を増やすことが確認されているのがビフィズス菌LKM512です。ポリアミンは、母乳に含まれ、赤ちゃんのデリケートな腸を守る役目も担っています。腸管は炎症を起こす物質が対内に取り込まれないようバリア機能をもっていますが、ポリアミンがこのバリア機能を高めて、アレルギー性の疾患を予防します。ポリアミンそのものにも、免疫細胞の攻撃性を抑制する働きがあります。

2-3.植物性乳酸菌

植物由来の乳酸菌で、日本人の食生活になじみやすい乳酸菌は、Th1細胞とTh2細胞のバランスを整え、アレルギー症状を緩和する乳酸菌です。29名のアトピー性皮膚炎患者が植物性ラクトバチルス乳酸菌を12週間摂取したところ、症状が軽くなったという試験結果があります(試験データからみる乳酸菌とアトピーの相関性│オリエンタルバイオ)。また、かゆみによりよく眠れないストレスで症状を悪化させるケースがありますが、症状を軽減させることにより睡眠の質が上がり、アレルギーを抑制するステロイドホルモンを効率よく分泌させることで、アトピー体質の方の「負の連鎖」を断ち切る可能性もあります。

2-4. 乳酸菌KW3110

Th1細胞とTh2細胞の働きのバランスを崩し、アレルギー反応を起こしている状態を整える作用を持つ乳酸菌KW3110は、ヨーグルトなどの発酵を促す乳酸菌です。この乳酸菌KW3110もまた、他のものと同じく、サイトカイン(“異物を攻撃せよ”と免疫細胞同士が情報を伝達する物質)の産生を抑制し、Th1とTh2のバランスを正常に戻すことが確認されています。

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まとめ

アトピー性皮膚炎などのアレルギー性症状は、腸内環境との関係が深いことがわかり始めています。ヨーグルトやサプリメントで症状を軽減できる可能性がありますので、2週間ほど試してみてはいかがでしょうか。

  • 腸には免疫細胞の約6割が存在し、体の調子を整える役割を果たしている
  • 腸内環境を整えることで、アトピーなどアレルギー性疾患の症状を緩和できる可能性
  • L-92乳酸菌、ビフィズス菌LKM512、植物性ラクトバチルス乳酸菌、乳酸菌KW3110などが、アトピー症状を緩和するという効果が出ている
  • ヨーグルトやサプリメントでこれらの乳酸菌を摂取することができる